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平成16年度行政書士試験総評

今年度の行政書士試験は法令科目は比較的素直な問題でしたが、一般教養科目は難しい内容だったと感じられたことと思います。

あなたは、どのように感じられましたか?

全体的にみると、平成16年度試験の合格率は5.3%でしたので、合格率が2.89%と過去最低だった昨年度の問題に比べると難易度は下がったといえるでしょう。
全員を正解として採点した一般教養の問題48の出題ミスがあった割には低い合格率でした。
もし、出題ミスにより全員を正解にすることがなければ、もっと低い合格率だったのかも知れません。

平成16年度試験は、全体として前年度より易しくなったと言えそうです。
特に法令等・択一式で個数問題が激減しました。また、法令等・記述式 が比較的易しかったと思います。
時間配分を日頃から十分に考えて答案練習を行なっていた方は、時間をかけるべき問題と時間をかけすぎない問題を見極めて問題に取り組むことができ、問題の見直しをする時間は取れたと思います。

しかし、一般教養の難易度が前年度並だったため、今年度も一般教養20問中10問を正解しなければならない一般教養の基準点をクリアーできずに涙を飲ん だ受験生が多かったと思われます。

結果として今年度も、「一般教養で基準点をクリアーし、法令等・記述式で点数を稼いだ受験生が合格できた」ことになりそ うです

本年度は新しい試験委員が8名加わったので、昨年までの問題と傾向が代わるものと予想されており、やはりその通りに問題に変化がおきました。

本年度は、法令科目において組合せ問題が増え、試験委員の専門分野との関連で行政書士法と地方自治法が1問減り、民法、商法が1問増加しました。

個人的には今年度の一般教養のように学説と一般的な解答が異なる問題を行政書士試験において出題することはあってはならないのではないかと感じております。

法令科目・択一式

全体を通して法令科目は例年と比較すると平易な問題であったといえると思います。
個数問題が昨年度は13問でしたが、今年度は2問と急に減少しました。
一方、法律 別の出題数で、民法と商法が各1問増加し、地方自治法と行政書士法が各1問減少しました。
この増減は問題の難易度にはそれほど影響しなかったと思われま す。
過去問と条文の確認などの基礎的な勉強をしっかりしておけば、6〜7割の得点はできたはずで本年度の行政書士試験の法令科目の出題数は、民法が5問、商法が3問と昨年より1問ずつ増えました。
しかし、増えた問題にとって代わって地方自治法、行政書士法がそれぞれ1問ずつ減りました。

問題6に関しては試験委員の著作からの出題であり、出題に関して賛否が分かれているもんだでもあります。
以上のことから、時間のあるうちに試験委員の著書に可能であるならば読まれておくことが役に立つかもしれないといえます。

平成16年度 行政書士試験 憲法担当


東京大学教授 石川健治(いしかわ けんじ)

『ホーンブック憲法』(北樹出版)

アマゾンで購入できます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893847651/itooffice-22

法令等・記述式

法令記述は、問題37を除いて比較的易しい問題でした。
法律の条文に出てくる法令用語が中心であり、21〜24点(30点満点中)ぐらい得点できた受験生も多かったでしょう。
記述式でどれだけ得点できたかが、合否の分かれ目の一つとなりそうです。

一般教養について

 レベル的には昨年並みでした。そして、毎年感じるのですが、数学の得意(好きな)受験生の優位性です。今年度の問題59、60は、簡単だと感じる受験生 と難しいと感じる受験生が極端だったでしょう。数学が得意な受験生は、確実に2問正解でき、残り18中8問正解すれば基準点をクリアーできます。反対に数 学が苦手な受験生は、18中10問正解しないと基準点をクリアーできません。よって、数学を苦手とする受験生が多い現状では、一般教養の基準点未達で不合 格となる人が多くなるだろうと推測します。

今年度の試験に向けて

 上記のように、平成16年度試験は総合的には厳しいものでした。今後も厳しい試験であることは間違いなさそうです。平成14年度試験のような合格率19%の年度は二度とあり得ないでしょう。
 そこで、今回初めて行政書士試験を受験される方に、次のようなアドバイスをします。
(1)とにかく一般教養の基準点クリアーを最優先させる。一般教養の基準点で不合格となる受験生が最も多いからです。公民や数学などコツコツと中学時代に 勉強したことを思い出すしかありません。一般教養は力が付くまで時間が掛かりますが、対策を講じないと何ら力は付きません。そして、一般教養の基準点をクリアーしなければ、法令科目をいくら頑張っても意味がないのです。
(2)法令科目については、やはり過去問と条文です。今まで出題された条文とその前後の条文を確認します。また、テキスト等に出てきた条文も小まめにチェックしましょう。また、条文を読む際は「この用語は記述式に出そうだ」などと考えながら確認してください。
(3)法令科目のうち、多くの受験生が苦手にするのは行政法です。何故なら範囲が広くイメージしづらいからです。一方で、法令科目のうち一番出題数が多い のも行政法です。よって、法令科目で一番力を入れるべきなのは行政法です。行政書士になるための試験が行政書士試験であって、行政書士の主要業務の一つが 行政機関への許認可申請です。許認可申請での前提となる基礎知識が行政法だからです。

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